☆オペラ王国・ミラノ留学滞在記 2008~2009年☆

2008年秋からの1年間、文化庁新進芸術家海外留学制度の研修員としてミラノに留学しました。

燦々と輝く太陽の下、陽気なミラネーゼたちが美味しいカプチーノやワインを片手に交わす会話、石畳に統一された街並みと中心に構える白大理石ゴシック調のミラノ大聖堂。

まるで都市全体が芸術作品のような世界に体の芯まで浸かりながら、レッスンに通う日々でした。

ミラノ大聖堂前にて♪
美しいヴェネツィアの街









イタリア人にとってオペラは『暮らしに根付いた生活の一部のようなもの』で、「声」に対して並々ならぬこだわりがありました。


オペラの殿堂ミラノ・スカラ座で聴いた、歴代歌手の方々の歌声は、迫力と躍動感に溢れ本場の雰囲気に感銘を受けました。


殿堂ミラノ・スカラ座
スカラ座で観たオペラ「ランスへの旅」

60年代にご活躍されたソプラノ歌手マルゲリータ・グリエルミ氏と、今現在歌手としてご活躍中のアニック・マッシス氏から、伝統的ベルカント唱法をくまなく教えて頂きました。


オペラ『ジャンニ・スキッキ』の舞台、フィレンツェのヴェッキヨ橋

イタリア全土を旅しながらオーディションやコンクール挑戦したのもこの時期で、世界中から集まる先鋭達のレベルの高さに驚き、大変刺激を受けました。

カプリ島の『青の洞窟』
美しいアマルフィの風景

シチリア島 イタリアの作曲家ウェルディの銅像と